〇最近、当たり前のことに気づきました。私なりには大発見です。それは、生理痛・月経トラブル(冷え性タイプ)の原因(誘因)の一つを発見したことです。それが何かというと、「就寝中の冷房」です。「職業で鍼灸をやっているくせに、そんな当たり前のことに今さら気づいたのか」とお叱りを受けることでしょう。そのとおり、そんなことも私は気づきませんでした。
〇私は超過敏症です。食べ物・飲み物・風・雨・冷房・季節の影響まで、普通の人が感じないことまで感じてしまい、普通に生きていくには甚だ不便で仕方ありません。そんな私が最近、毎日自分でお灸を据えるようになってから、身体の調子が良く、調子づいて冷房対策を怠っていました。冷房の効いた所に行くにも上着を羽織らず、寝る時には冷房を効かせて、清涼飲料水も飲んでいました。その結果、7月上旬頃から一日置きに下痢をして困っていました。何が一番困ったかというと、原因が分からなかったのです。冷房対策について油断していたことは自覚していましたが、冷えた実感は全くなかったので、就寝時の冷房が原因とは気づきませんでした。
〇そんな折、ある患者さんから「普段は下痢をしないのに、冷房をつけて寝ると必ず翌日下痢をする」という話を聞きました。そのときには、「私の下痢も、もしかしたらそうかもしれない」と思い、ためしに冷房をつけずに、扇風機を回して寝るようにしたところ、翌日から下痢をすることはなくなりました。実は、私は夏の間は他の季節よりも下痢をすることが多く、湿度を考慮しても納得がいく原因が見つからず、不思議でしかたがなかったのですが、冷房が原因だったのです。職業柄、たまには東洋医学的な専門的な本を読むこともあり、多少の知識を身につけていたつもりでしたが、それがかえって感覚で考えることを忘れさせていたのです。
〇冷房攻撃は、冷え性タイプの生理痛・月経トラブルを抱えた女性にとっては致命的です。殴る・蹴るにも匹敵する・・と言っても過言ではありません。しかし、直接殴る・蹴るをするわけではないので、罪にはなりません。これがコトをややこしくしています。電車内・職場・デパートなどの外出先など、どこもかしこも冷房攻撃で満ち溢れています。そして、多くの女性(冷え性タイプの人)は、それが生理痛・月経トラブルの直接的な原因(誘因)の一つになっているとは気づいていません。
〇そして、たちが悪いのは、夏に侵入した冷えが冬に出ることも多いことなのです。「下痢をしないから私は大丈夫」などという単純な思考は禁物です。女性は赤ちゃんが流れないように、下焦(へそから下)のモノを出さないようにする力が男よりも強いので、下痢はしにくいのです。冷えなどの邪は深いところに入れば入るほど、その影響はすぐには出ません。数ヵ月後〜1年後に影響が出ることも珍しくありません。影響が出たときには、冷房が原因であることに気づかないことのほうが多いのです。「今年は例年よりも生理痛・月経トラブルがきついな」と思ったら、夏の冷房を疑ってください。本来、夏は「いかに暑さを乗り切るか」が健康管理の課題だったと思います。しかし、最近は「いかに冷房攻撃から身を守るか」に変わってきています。これでは、大宇宙(地球)破壊のみならず、小宇宙(人体)破壊も進んでしまいます。
〇生理痛・月経トラブル(冷え性タイプ)の皆さん、ぜひ、冷房攻撃を受けたら上着を羽織ってください。人目など気にしている場合ではありません。そして、職場などで自己主張できるのでしたら、最低限の自己主張をする勇気も時には必要です(これが最も難しい)。そして、当たり前ですが、冷飲食は真夏でもやめましょう。飲み会でもビールは口をつけるだけにしましょう。「地球が大宇宙ならば、人体は小宇宙」・・・昔の人は良いことを言います。あなたの身体はあなただけのものではありません。自然の一部、神様(仏様?私は宗教信仰していないので分かりませんが・・・)からの借り物なのです。どうか大切に、大切に守ってやってください。粗末にしたら、そのうちバチが当たります。バチが当たったときに後悔しても、遅いときもあるのです。
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