月経周期が短い-生理トラブル専門鍼灸ー低回数による改善を追及

月経周期が短くなり、21日以下、ときには十数日に1回などの状態が常態化することを経早といいます。この症状は、月経血が多い・月経期間の延長などを併発することが多くみられます。東洋医学の立場から分類すると以下のようになります。

T 経早
A分類
@肝うつ経早(イライラ型)・・・ストレスのうっ積により肝うつとなり、それが改善されないと熱化または火化します。この火熱が血分に影響すると経早が起こります。
A虚熱経早・・・体質や慢性病などにより陰虚となり、そのために虚熱が生じて血分に影響すると経早が起こります。いわゆる”ほてる”タイプです。イライラ型の症状と併発する場合があります。
B気虚経早(胃腸 型)・・・過食・極端な少食や過労や怠惰などにより脾を損傷し、そのために脾の統血機能が低下すると経早が起こります。
B鑑別
月経周期の間隔、量、色、質及び全身状態により鑑別を行います。さらに随伴症状、舌脈所見により関係する臓腑を推定します。@は実証であり、ABは虚証です。随伴症状の特徴としては@肝うつによる乳房・胸脇部・脇腹部の脹り、いらいらする、怒りっぽいなどを伴いやすい。またAは手のひら・足の裏の熱感、寝汗などを伴いやすく、Bは倦怠感、息切れ、心悸または胃腸の下垂感などを伴いやすい。

C主な病証
@肝うつによる経早イライラ型
(状態)
ストレスのうっ積により生じた熱が血に影響して起こる経早です。ストレスにより情志が不安定となります。乳房や脇に脹りが起こりやすい。さらにうつ熱によるイライラ、怒りっぽくなるなどの症状を生じやすい。
(症状・所見)
@主要症状・・・経血量は多かったり少なかったりする。経色は紫、経質は水分少なく血塊を伴います
A舌脈所見・・・舌の色は紅く、舌の付着物は薄黄、脈は数が多い
B随伴症状・・・乳房・胸の脇・脇腹部の脹痛、イライラ、怒りっぽくなる
(施術方針)
ストレスの除去と熱の清熱を図ります。主として任脈穴、足蕨陰、足太陰経穴を取穴し、鍼にて寫法を施します。

B気虚による経早胃腸 型
(状態)
 脾の統血機能が低下するために起こる経早です。統血機能の低下により経血量は多くなり、熱が関与していないので経色は淡、経質は希薄になる特徴があります。
(症状・所見)
@主要症状・・・経血量は多く、経色は淡い、経質は希薄
A舌脈所見・・・舌の色は淡く、舌上の付着物は薄い、脈は弱く無力
B随伴症状・・・倦怠感、息切れ、心悸、胃腸の下垂感
(施術方針)
胃腸機能を向上させ、その統血機能の回復を図ります。任脈穴、脾胃経穴を取穴し、鍼にて補法を施します。または灸を施します。

月経 異常トップ  
Copyright(C)2005-2012  Nagashima Acupuncture Moxibustion Room(Tsutomu Nagashima)