月経異常 改善 失敗例

月経トラブルの改善を目指している方が、陥りやすい失敗例をまとめてみました。


×1 就寝時刻は遅いが、睡眠時間は充分確保している
 ⇒睡眠時間は充分確保していても、時間帯が重要です。昔の人は、夜10時〜朝5時までの間に睡眠をとることが好ましいというデータを残しています。これは、身体のメンテナンスを司る臓器(腎=子宮や卵巣などを包括する)が活性化するのが、夜10時〜朝5時の間だからです。ただし、現実問題として、現代の生活サイクルで夜10時に就寝するのは困難でしょう。その場合でも、なるべく早く床につくようにすることがベターです。活動時間帯に運動しておけば、夜は眠くて起きていられなくなります。 

×2 生理前の症状が出ているときはイライラするので、コーヒーを飲んでスッキリしている
 ⇒コーヒーは飲んだその時はスッキリしますが、時間が経つと余計にイライラしてきます。そして、またコーヒーを飲む→イライラする・・・を繰り替えすという悪循環に陥り、失敗する危険性があります。全く飲まずに我慢することも厳しいでしょう。どうしても飲みたいときは、カフェオレなどを飲みましょう。

×3 ダンベルやトレーニングマシーンで上半身を鍛える運動を充分行なっている
 ⇒ 上半身は腹筋を除けば、あまり鍛える必要はありません。中国に古くから伝わる内的鍛錬法でも、上半身に筋力をつけるという考え方は希薄です。上半身に偏った鍛え方は、気(意識)が上にあがるため、あまり好ましくありません。気(意識)を下腹部から下に下げ、上半身には力をいれずにリラックスしているのが理想です。これを上虚下実といって、明治時代の健康法の大家はたいへん重要視しています。そのかわり、腹筋と下半身は充分に鍛える必要があります。下半身と腹筋は、家に例えると土台に当り、上半身は建物本体に例えられます。土台がしっかりして、上部が重過ぎない方が、地震に強いのと同じことです。これは、女性特有の症状にとって大切なことです。ウォーキングなど、負担のかからない運動からはじめましょう。

×4 生理前はお腹がすくため、たくさん食べた方が精がついて身体によい
 ⇒ 胃腸が弱点の人は、生理前などで胃液が出すぎたり、胃壁が弱いため、不自然な食欲がわいてきます。これは、身体が求める自然な欲求とは違い、胃の異常亢進をあらわします。「異常亢進」とは、車が無理してスピードを出し、車体が震えている状態と同様です。この状態で、食物を胃に入れると更に異常亢進して胃がオーバーヒートを起こし、女性特有の症状に悪影響を及ぼします。こんな時は、運動(ウォーキングやスポーツクラブ)すると、不思議と自然な食欲に戻り、異常な食欲を抑えることができます。どうしても胃に何か入れたいときは、お湯や野菜、豆乳などを食べてごまかしましょう。なお、お茶やコーヒーは胃液を更に分泌させるため、緩和には逆効果です。

×5 早寝したいが眠れない。何か食べてお腹がいっぱいになると眠くなるので、そうしている
 ⇒ 食べ物を入れて胃腸を働かせると、その動力源である心や腎も働き、結果的に内臓を総動員して食べ物の消化にあたります。こうなると血液も消化に回るため、脳に行かなくなり、眠くなります。これは自動車のエンジンをかけた状態と同じです。エンジンをかけた状態では自動車のメンテナンスは充分にできません。同様に身体のメンテナンスを行なうためには、胃腸を空にしておく必要があります。とはいっても、胃に違和感があったり、空腹感があると眠れないのも事実であり、これを意思の力で眠る努力をしても困難です。活動時間帯にウォーキングやスポーツクラブで運動しておくと、食べなくても眠れるようになり、朝もスッキリと目覚めます。

×6 排卵の頃から胃がムカムカして身体がだるく、運動できる状態ではない
 ⇒ 胃がムカムカして身体がだるい時ほど、運動すると軽減できます。患者さまで同様の症状の方がいましたが、朝夕1時間ずつ(計2時間)ウォーキングすることで胃のむかつきが軽減した人がいました。昔の人は「足を鍛えると胃腸がもまれる」と言い、足を鍛えることを重要視していました。

×7 夏は暑くて体温が上がりすぎるので、冷たいものを飲食した方が緩和になる
 ⇒ 暑いのは身体の表面であり、内部は恒温を保っています。冷たいものを飲食すると、表面より先に内部(内臓)を冷やしてしまい、胃腸や腎(子宮や卵巣機能を司る)などの大切な臓を必要以上に冷やしてしまい、 月経 異常にとってマイナスです。夏といえでも、冷たいものを飲食できるだけの内臓の力を持った人は限られています。特に、冷え性の人は夏の不摂生が冬にあらわれます。冷飲食は控え、扇風機や冷やしすぎない程度のエアコンなどで解決しましょう。

×8 ウォーキングをしたら、足首や腰・膝が痛くなったのでやめた
 ⇒ まず、充分に膝の屈伸や足首・膝・腰を回すなどの準備運動をしてください。そして、何よりも大切なのは靴のクッション機能です。クッションが充分でない靴で歩くことは、身体を痛める原因となります。私は充分にクッションのある靴(1センチくらい大きな靴を購入)に、更に運動用の中敷を2枚入れてウォーキングしています。さらに5本指(イボつき)ソックスを履けば、なお良いでしょう。ぜひ試してみてください。快適です。

×9 フルーツは身体に良いので、毎日たくさん食べている
 ⇒ フルーツや生野菜の過食は身体を冷やします。これは、アイスクリームやジュースと同じです。特に冷え性 型の人は、ビタミンやミネラルは熱した野菜や海草でとるのが良いのです。冷え性 型以外の人は、少量のフルーツや生野菜はOKです。

×10 ウォーキングやスポーツクラブで運動するより、健康器具の方が効率的だ
 ⇒ 健康器具は、身体の一部分に限って刺激する場合や、1つの運動形態だけをとらえて刺激するのには適しているかもしれません。健康器具の販売会社は、それらを数値化して優秀性をアピールするので、健康器具の方が効率的に写る場合もあります。しかし、月経 異常の改善のための運動の目的は、ある一部分の筋肉を刺激するためでも、1つの運動形態に限って刺激するためでもありません。これら人工的な運動たけで月経 異常を改善するのは、難しいのが現状です。考えてみてください。販売会社が健康器具の優秀性を唱えるのは「売りたい」という目的が必ずあるのです。月経トラブルの改善のために最も大切なのは、内臓の力・気血の力を養うことであり、健康器具のみでは不可能です。ウォーキングやスポーツクラブなどの苦痛が伴う運動は、月経 異常などに影響する三要素(脾・腎・肝)の力を同時に高める作用があります。そして、そこに鍼が加われば自然治癒力が活性化するのです。怠け者の私は、どうにかして楽で効果的な運動を模索しましたが、結局ありませんでした。キリギリス的な運動は、コツコツと努力しているアリにはかなわないということです。楽ではないけれど、確実に生理痛・不順・前症候群・無月経などが改善する方法を実行しようではありませんか。私はそれをお手伝いします。

×11 水分はたくさん補給した方が良い、と聞いたことがあるので多めにとっている
 ⇒ 適度にとるのが好ましいのです。もちろん、夏の暑い時期には水分を著しく失うので、多めにとることは必要です。しかし、1年中多めに補給する必要はありません。飲みすぎ、食べ過ぎは良くないというように、水分を多くとり過ぎても、排出するための内臓に負担がかかります。また、代謝がスムーズにいかない場合、体内に余分な水分として蓄積し、月経異常に悪影響を及ぼすこともあります。「何事も過ぎたるは及ばざるが如し」とはよく言ったものです。

×12 デスクワークでいつも同じ姿勢で仕事をしているので、腰がジワーと重い自覚症状がある。だから、運動はしない方がよい
 ⇒ これは、運動不足による腰痛といっても過言ではありません。昔の腰痛は肉体労働により腰に物理的な負担がかかり、発症していたケースがほとんどでした。しかし、昨今の腰痛は、運動不足により内臓機能が減退して、発症する例が見受けられます。東洋医学的にいえば、「足腰を使わなかったことによる腎の力の低下」とでもいったものです(肝・脾も関係)。腰に負担がかからないウォーキングや、腰痛体操から始めると、重くジワーとした症状も月経 異常などとともに徐々によくなります。

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