@洗脳1
〇Aさんは戦前に生まれました。戦前は明治憲法の下、天皇を頂点として世の中が成り立っていました。天皇は神にも等しい存在であり、全てに優先するものでした。天皇のために死ぬのは良いことであり、天皇のためにはどんな苦労もいとわない・・・という考え方を教え込まれました。Aさんは、国のいうこと、世の中の言うことを信じていましたので、それを疑うことは考えませんでした。
〇やがて、戦争が終わりました。明治憲法から日本国憲法に変わり、天皇は象徴となり(崇拝する考え方が否定され)、教科書には政府主導の下、天皇を崇拝する部分に棒線が引かれました。昨日まで”正しい”と教え込まれていたことが、今日からは”間違い”だというのです。「世の中とは勝手なものだ」と思いました。国の姿勢ひとつで、価値観全てが変わってしまうのだから・・・。その時に初めて、自分自身が国や世の中の風潮によって洗脳されていた事実に気がつきました。洗脳とは本当に恐ろしいものだと思いました。
A洗脳2
〇Bさんは高度経済成長期に生まれました。いわゆる恵まれた世代です。食糧は捨てるほどあり(飽食の時代)、世の中の考え方は科学的合理主義がまかり通っており、テレビや雑誌による情報があふれていました。現代は民主主義であるため、間違った情報などは、すぐにマスメディアなどが騒いでかき消してくれると思っていましたので、世の中に出回っている情報を正しいと信じていました。
〇Bさんは健康志向の強い人でした。昨今は健康ブームであるため、テレビなどで盛んに健康について放送しているので、それらを見ていれば自然と知識が身につきました。テレビで言わないことは、本屋に行けばマニュアル本が手に入るので知識を得るにはお手軽でした。
また、テレビや雑誌でいっているこんなことも信じていました。
・〇〇という栄養素を毎日〇g摂取しなければならない(肥甘厚味&辛辣酒酪な食物大いに結構・欲望に任せて食べることを肯定・そうかと思えば逆にダイエット)
・水分は摂りたくなくても無理矢理にでも胃袋に押し込まなければならない(詰め込みさえすれば出すことなどどうでも良い・身体の中に余分な水分はたまらない・痰飲などという概念すらない・陰虚と陽虚の区別はない・人間は金太郎飴を切ったように皆同じだ)
・運動は暇を見つけて少しやればよい(運動などまどろっこしい・いざとなれば西洋的手法で無理矢理マヒさせれば良いし、それを治ったという・生命力などという概念は希薄)
〇Bさんはこうした世の中の風潮をそのまま受け入れていましたので、身体にアマリモノがたまり、やがて女子胞(胞宮)にもアマリモノが発見されました。Bさんは焦りました。ありとあらゆる本を読み漁り(ほとんどが西洋的手法の本、そうかと思えば東洋的オカルト本または治療院宣伝本)、ネットでは深夜まで検索しまくり、やがて西洋的手法に身を委ねました。西洋的手法では、女子胞(胞宮)のアマリモノに限っては小さくなりましたが、その他の様々な症状が出てきました(本来は出ない症状)。その中には、マニュアル本に載っていない症状も出てきました。Bさんはマニュアル本にも洗脳されていたため、マニュアル本の情報に書いてない症状については、西洋的手法が原因であることには気づきませんでした。新しい症状が出るたびに病名をつけてもらって、西洋的手法を行っている所に行って治療しなければなりませんでした。
〇Bさんは大変な思いをしながらも、人生80年以上の天寿を全うし、天に召されて行きました。あの世に行ってから、自分の人生について振り返りました。結局、本来出ない症状が発症したのは、西洋的手法で不自然にいじくり回したため、生命力のバランスを失ったことが原因であることに気づきました。特に女子胞(胞宮)は生殖を主るところなので、生命力の根っこであり、いじくり回したら生命力全体が狂うのも無理はありません。また、アマリモノがあっても、生理痛などの月経異常や不妊を克服できる選択肢があることにも気づきましたし、アマリモノの存在自体にも気づかずに一生を全うする人も普通に存在していることも知りました。「なぜ、1か所の良性のアマリモノについて、あんなにこだわったのか?」改めて客観的に自分自身を眺めてみると、一点ばかりを見て全体を見ていなかったことに気づきました。その時に初めて、自分自身が国や世の中の風潮によって洗脳されていた事実に気がつきました。洗脳とは本当に恐ろしいものだと思いました。
(2010.06記)
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