母体の体質改善を図ることを目的に灸を行います。ほとんどの場合、足に施灸することで対処します。なぜならば、母体に対して強い刺激は良くないからです。これも大雑把(おおざっぱ)に分けると、@胃腸 型 Aイライラ型 B冷え性 型の3タイプに分類されます(混合型が最も多い)。婦人症状は横つながりであることを、改めて認識させられます。
@胃腸 型
母体の脾(≒胃腸)の働きが良くなかったり、元々脾が弱く気血の生成が悪いと、胎児の胎動が減少し、正常な位置に納まるチャンスが減ります。全身症状としては、虚弱体質、すぐにお腹が一杯になり、食後にお腹が張る、疲れやすく、息切れもしやすい、便が緩い、逆に便秘気味、などの特徴がみられることがあります。
つまり、母体の消化吸収機能が不足すると、胎児への栄養の供給が阻害され、動くエネルギーが不足します。そのため、胎動が減少し、胎位を転換する機会も少なくなるわけです。
Aイライラ型
母体に肝欝気滞があると、子宮の収縮が異常亢進し、胎児の自由な運動を妨げます。また、胎児への気血の流れも滞るため、胎動が減少して正常な位置に納まるチャンスが減ります。全身症状としては、脇がはって口が苦く、イライラして食欲がなく、吐き気、胃がモヤモヤする、ゲップなどがみられることもあります。
つまり、母体の気の流れが滞ると、それは全身に及ぶため、子宮の気の流れも滞り、子宮が必要以上にちぢ込んでしまうわけです。そのため、胎児の自由な運動に支障を来たすのです。
B冷え性 型
母体の腎気が弱いと、胎児の元気が減少し、胎動も減少するため、正常な位置に納まらないことがあります。全身症状としては、腰の脹痛・下腹部下垂感・めまい・少食・耳のトラブル、などが挙げられます。命門の火が衰えると、脾(≒胃腸)を温めることができないため、胃腸にも異常が出てきます。また、首から上までエネルギーを上げる力が弱くなると、めまいなどが起こります。
〇施術方法
両足の第5指の先や、足首の辺りに、灸熱緩和紙を敷いて、その上にお灸を据えます。お腹には触りません。出来る限り28週以降、32週以前に来て下さい(遅くても34週以前にお願いします)。
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