月経トラブル-冷房による暴力

〇今日は都内まで出張に行ってきましたが、鉄道会社の冷房暴力に苦しめられました。この温度は冷え性タイプの月経トラブルを抱えている人にとっては、暴力と言っても過言ではありません。殴る・蹴るなどの法律に触れる暴力ではありませんが、法律の網をくぐった暴力に等しいと感じました。過敏体質で感じすぎて困る私は、お腹は冷えるし呼吸が浅くなり、身体全体がまさに「冷え切る」という表現どおりになってしまいました。気持ちが悪くなりましたが最後まで耐え、山手線の弱冷房車に乗ってホッとしました。これでは、冷え性タイプの月経トラブルが増えるのも無理はないでしょう。

〇調べたところ、通常車両は26度の設定になっており、弱冷房車のみが28度の設定になっているようです。政府は相当前から公共機関の28度設定を奨励しているはずなのに、なぜ、このような愚行がまかり通りのか不思議でなりません。

〇「私は冷房が好きだ」とおっしゃる方もいるでしょう。元々は私もそうでしたので、気持ちはよーく分かります。それが鍼灸を施術するようになってから、自分自身の身体の中がどうなっているのかを深く考えるようになり、「あ〜今、冷えがどのへんにあるのかな・・・」「今、腸が動いているけど、どんな意味で動いているのかな・・・」「あっ、今、脈が速いけど、何を意味しているのかな?」などと、自分自身の身体と対話をするようになりました。その結果、今まで感じなかったことまで感じるようになり、冷房がいかに身体に悪いのかを、いやというほど理解するようになりました。

冷房 で述べたとおり、夏は暑いのが身体に良いのです(とは言っても最近の暑さはそうとばかりもいえませんが・・・)。少なくとも、過度な冷房で冷やすよりはマシです。冷房の怖いところは「寒湿困脾」です。普通、自然な寒さでヒヤッとするときは身体表面から邪が入り込み、それが治らないと徐々に内臓深くまで入り込みます。それに比べて不自然な冷房は、直接内臓の深いところに入ってきます。つまり冷え性タイプの人にとっては、直接、月経トラブルに結びつくということです。毎年、7〜8月と12月に新規の患者さんが多くなるのは、夏の冷房と冬の寒さが深く関与しているのでしょう。

〇先日、患者さんと冷房の話をしていたところ、「猫は自然な風ならいやがらないのに、冷房をつけるとどこかへ行ってしまう」と言っていました。その猫は過敏な体質だとは思いますが、放し飼いにしているため、野生の本能を失っていません。身体に悪いことを感じ取る能力があるのでしょう。冷たい水は飲まず、冷房には当たらず、脂っこい餌も食べない、生意気?な猫ですが、さすが野性の本能・・・とつくづく感心します。

〇「夏は暑さを乗り切るもの」という認識から、「暑さと冷房暴力を乗り切るもの」に変わってしまった現代社会にはガッカリします。省エネ・地球温暖化はどこへ行ってしまったのでしょう。総論賛成・各論反対などとは、少し前にテレビで聞きましたが、冷房も例外ではありません。特に、冷え性タイプの月経トラブルを抱えている皆さん、冷飲食・冷房(特に就寝中)には気をつけてください。自覚がないことほど、怖いことはありません。できるだけ弱冷房車に乗って汗をかきましょう。飲み物はコンビニでホット飲料を買いましょう。風呂上りも温かい麦茶にしましょう。アイスなんてもってのほかですよ。身体は神様?仏様?(無宗教の私には分かりませんが・・・)からの借り物です。あなたの好き勝手に使える所有物ではありません。借り物を粗末に扱うと、きっとバチがあたりますよ。そう、かつての私のように・・・。

(2008.08記)

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